第百八十九話:『あけおめ 第2弾』

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橋杭岩

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さて、羊に関する蘊蓄をひとくだり。羊は、脊椎動物門、哺乳綱、ウシ目、ウシ科、ヤギ亜科、ヒツジ属、ヒツジ種。反芻動物としては比較的体小さく、側頭部の角と羊毛と呼ばれる縮れた毛に特徴があります。家畜のヒツジは染色体数は54本、野生種では54-58本の染色体を有し交雑可能です。自然状態の雑種の中には55本や57本の染色体をもつ個体も存在するようです。

 

羊角

品種によってまったく角をもたないもの、雄雌両方にあるもの、雄だけが角を持つものがあります。螺旋を巻きながら直状に伸びた角をラセン角、渦巻き状に丸く成長する角をアモン角と呼ぶようです。角のある品種のほとんどは左右に1対ですが、古品種にはヤギのように後方に湾曲しながら伸びる2-3対(4-6本)の角を持つものもいます。

 

毛の色

野生のヒツジの上毛の色合いには幅広いバリエーションがあり、黒、赤、赤褐色、赤黄色、褐色など様々です。羊毛用のヒツジは主に染色に適した白い羊毛を産するように改良が加えられていますが、ほかにも純白から黒色まであり、斑模様などもあります。白いヒツジの群れのなかに有色の個体が現れることもあるようです。

 

羊肉

羊肉といえばジンギスカン。羊肉は世界中の広い地域で食用とされています。羊の年齢によって、生後1年未満をラム(lamb、子羊肉)・生後2年以上をマトン(mutton)と区別されます。生後1年以上2年未満は、オセアニアでは「ホゲット」と区別して呼ばれていますが、日本ではマトンに含みます。日本国内では、毛を刈った後で潰したヒツジの大量の肉を消費する方法として新しく考案されたジンギスカン鍋や、ラムしゃぶ、スペアリブの香草焼き、アイリッシュシチューなど特定の料理で使われることが多いようです。他の食肉よりもカルニチンを豊富に含むことから、体脂肪の消費を助ける食材とされています。ラムには臭みが少なく、こちらは日本で近年人気が高まりつつあります。特に北海道の焼尻島で飼育されているサフォーク・ラムは有名フレンチレストランのチェフたちから注文が殺到する幻の肉です。筍も大好きですと言いたいところですが、未だ食べる機会には恵まれません。

 

まあ何にしましても、羊は吉祥動物のひとつ。「羊致清和」という言葉があります。羊は天下太平をもたらすと言います。どうか平和な年になりますように。

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