第六十七話:『ことのはぐさ』

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『よしあしを 君し分かずは 書きたむる

ことのはぐさの かいやなからむ』

                       新続古今和歌集(雑)

こころの うちの すべてを

わかってほしくて あるがままに

きみに せんまんげんを ついやしても

しんいは なかなかに つたわらぬもどかしさ

こころの うちの すべてを

わかってほしくて あるがままに

きみに せんまんげんを ついやしても

おもいは なかなか つたわらぬいらだたしさ

どれほど はなしつづけて みても

これほど かきつらねて みても

あれほど たずねきいて みても

つたえたきことが あふれるほども あるのに

ひとに あたえられしは ことのはぐさのみ

もろひとの うまれもっての かなしみは

ことのはぐさの はかなさのゆえ

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