第八十六話:『茨木のり子さんに捧ぐ;孤独』

Pocket

IMG_1933 

 「孤独」

   孤独が 孤独を 産み落とす

   ごらん

   ようやく立てたばかりの幼児の顔の

   時として そそけだつような寂しさ

   風に 髪なんぞ ぼやぼやさせて

   孤独が 孤独を 産み落とす

   子の孤独が孵って一人旅立つ

   親の孤独がその頃になってあわてふためくのは

   笑止なはなしである

   膨大に残された経文のなかに

   たった一箇所だけ

   人間の定義と目されるところがあり

   「境をひくもの」とあるそうな

   ずいぶん古くからの認識だが

   いまだにとっくり呑みこめてはいない

   それはとどのつまりではなく

   そもそもの出発点

   もぐらは土のなかでいき

   さくらはふぶく

   渡り鳥は二つのふるさとを持ち

   海はまあるくまるく逆巻かざるをえない

   人間に特有の付帯条件もまたあろうではないか

 * いよいよ内覧会が明後日に迫って参りました。今日もブログの写真は細井平洲先生立像。先生も時として今日ここに掲げた「孤独」を抱きつつ精進されたのではないでしょうか。平洲先生の雅号は「如来山人」。当クリニックの名前の由来です。

  内覧会: 平成二十六年二月二日(日):午前10時から午後3時まで

  診療開始:平成二十六年二月六日(木):午前8時45分受付開始

* 開院が迫っても看護師さんの募集が上手くいきません。開院前から往診依頼が来ているのに、往診に同行する看護師さんがいまだ採用できておりません。診察介助の看護師さんすら不足です。どなたか、ご一緒にやってやろうと思われる方が居られたら、是非ご参加下さい。チーム医療の実践が夢でもあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Scroll Up
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。