第四十六話:『よいしょの豊子』 豊子婆さんは80歳。毎回、診察室に入るや否や賑やかです。 「まあ、せんせ。せんせのお陰で元気にさせてもろて。いつもいつもありがとうございます。アハハ、オホホ、ヒヒヒ、フフフ」 具合はどうかと訊ねるまえからこれです。そん…Category「生きること」と「死ぬこと」Love it 0