第百二十三話:『大酒飲みのとんがらし医者 その壱』やらせ(北風)の吹き荒ぶ寒い寒い日のことじゃった。木の國平井川の里へ垢まみれのぼろぼろの衣を身に纏うた独りの男がやってきたと。髪はぼさぼさ、髭はぼうぼう、てんてらてんに黒光りした布袋竹の杖をつき、首には何が入っとんじゃろ…Category物語Love it 0