第百八十一話:『仏の眼』 訪れる度毎に合掌して迎えて下さる 寝たきりの老婆の眼には仏が宿る 往診をさせて頂く二人の婆の眼 それぞれに違った人生を歩んできたその眼に 寸分違わぬ気配が静かに息衝く 深く窪んだ眼窩の奥に確か…Category詩歌、短歌、俳句Love it 0