第百六話:『あえぎ、喘ぎ、あきれ、呆れ その二』

 待つ程も無く爺さん、やってきました。弟の次郎吉爺さんが付き添いです。 「夜分済みませんねえ。腹痛はもう治ったんですが、かゆうて、痒うて、とても朝まで待っとれんもんですから」 なんともう喘いではおりません。普通の呼吸です[…]

第百五話:『あえぎ、喘ぎ、あきれ、呆れ その一』

 もうそろそろ寝ようかとする夜半のこと、突然、電話がけたたましく鳴り出しました。 「もしもし、筍ですが」 「せんせっ、太郎吉です。さっきから腹が痛み出して・・・、ハアッ、ハーアッ。正露丸呑んだら少し収まってきたけど・・・[…]

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