第百六話:『あえぎ、喘ぎ、あきれ、呆れ その二』 待つ程も無く爺さん、やってきました。弟の次郎吉爺さんが付き添いです。 「夜分済みませんねえ。腹痛はもう治ったんですが、かゆうて、痒うて、とても朝まで待っとれんもんですから」 なんともう喘いではおりません。普通の呼吸です…Categoryいろいろな患者さんLove it 0