第百七十七話:『話が北極・南極で・・・その壱』 今は昔、みくまのの山奥に籠っていた時代のこと。 診療所も無事定刻に終わり、そろそろ夕餉の支度に取りかかろうとした午後七時過ぎのこと、電話がけたたましく響いた。 「はい、筍ですが」 「もしもし、…Categoryいろいろな患者さんLove it 0