「孤独」
孤独が 孤独を 産み落とす
ごらん
ようやく立てたばかりの幼児の顔の
時として そそけだつような寂しさ
風に 髪なんぞ ぼやぼやさせて
孤独が 孤独を 産み落とす
子の孤独が孵って一人旅立つ
親の孤独がその頃になってあわてふためくのは
笑止なはなしである
膨大に残された経文のなかに
たった一箇所だけ
人間の定義と目されるところがあり
「境をひくもの」とあるそうな
ずいぶん古くからの認識だが
いまだにとっくり呑みこめてはいない
それはとどのつまりではなく
そもそもの出発点
もぐらは土のなかでいき
さくらはふぶく
渡り鳥は二つのふるさとを持ち
海はまあるくまるく逆巻かざるをえない
人間に特有の付帯条件もまたあろうではないか
* いよいよ内覧会が明後日に迫って参りました。今日もブログの写真は細井平洲先生立像。先生も時として今日ここに掲げた「孤独」を抱きつつ精進されたのではないでしょうか。平洲先生の雅号は「如来山人」。当クリニックの名前の由来です。
内覧会: 平成二十六年二月二日(日):午前10時から午後3時まで
診療開始:平成二十六年二月六日(木):午前8時45分受付開始
* 開院が迫っても看護師さんの募集が上手くいきません。開院前から往診依頼が来ているのに、往診に同行する看護師さんがいまだ採用できておりません。診察介助の看護師さんすら不足です。どなたか、ご一緒にやってやろうと思われる方が居られたら、是非ご参加下さい。チーム医療の実践が夢でもあります。
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