第百十三話:『十八淵 その壱』 どれほど昔のことじゃったか、今はもう定かではないがの。 木の國大塔山の麓に、お蔦というたいそうべっぴんな娘があったげな。山奥の、またその山奥の、またまたその山奥のこととて、つれもて遊ぶ友達もおらんじゃった。…Category物語Category物語Love it 0