2018年10月26日 (金)配信の河北新報の報道。 宮城県石巻市在住の当時95歳の女性の遺族が東日本大震災で被災し、自宅が水没して孤立した状態のところを、自衛隊に救助され石巻赤十字病院に搬送されたが、必要な介助を受けら…
皆様方に是非とも観て考えて頂きたい映画があります。 それは、パスカル・プザドゥー監督の「92歳のパリジェンヌ」。 映画解説にはこうあります。 リオネル・ジョスパン元フランス首相の母の人生を、娘で作家のノエル・シャトレが綴…
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数ヶ月前の朝日新聞の「オピニオン&フォーラム」の東京都在住の大学非常勤職員、56歳の女性の投書が掲載されていました。90歳の父を看取った際の家族の心情を伝えるものでした。 誤嚥性肺炎で病院に搬送され、亡くなられるまでの1…
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今朝もまた一人、筍の大事な患者さんをお見送り致しました。九十五歳でした。食欲がなくなってほとんど何も満足に食べられない期間が約三週間続いておりました。筍は何もしませんでした。ただただ見守るしかできませんでした。でも最後は…
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医療の本質とはいったいどうあるべきものでしょうか 病を治すこと、もちろん これが原理原則です でもね 筍は 最近 とみに想うのです これほどの長寿を生きなければならない時代に生まれたものにとって 息が絶える…
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これまで五人の往診患者さんの実像を紹介して参りました。殆どの往診患者さんのケースは、ここに掲げたごとき類型のどれかにあたるのではないでしょうか。皆様はそれぞれのケースについて、どうお感じになら…
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貞子さんは今年95歳、廃用症候群、認知症、大腿骨頸部骨折、腰椎圧迫骨折、高血圧、高脂血症、繰り返される不明熱、尿路感染症と誤嚥性肺炎などなど。どれもこれも、高齢者にお馴染みの疾患群です。 &n…
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久志さんは69歳、でっぷりと超えたおっさん。若い頃は結構な極道もんだったようです。そういえば顔貌には確かにその頃の面影が見て取れます。ちっと凄みがあります。元気な頃は、さぞや鳴らしたことでしょう。 &nbs…
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最近、つくづく思うことがあります。それは往診のこと。この国では在宅医療と往診とが殆ど同義として使われているけれど、果たしてそれは妥当なことなのでしょうか。 在宅医療とは病院医療への対語であって…
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筍の大事な患者さんが相次いで旅立たれました。お二人とも筍にとってはとても大事な、思い入れの深い患者さんでした。ともに残された僅かな時間を過ごす場所として、ご自宅を選ばれたのです。 おひとりは末期の肺癌患者さ…