第十一話:般若心経を読む

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柘榴

          庭の柘榴 

 

 僅か300文字足らずの般若心経には、私たちが悟るべき全ての真理が凝縮されているように想えます。般若心経を読む度に、素晴らしい哲学がここにあると気付いては居りました。

 今からもう八年も前のことです。柳沢桂子さんが著された「生きて死ぬ智慧」を手に入れました。読ませて頂き、心が震えるような深い感銘を覚えました。感動しました。以後、心疲れたときには読み返しております。

 最近、改めてそれを読み返しました。

「無限界 乃至無意識界 無無明 亦無無明尽 乃至無老死 亦無無老死尽・・・」

これを柳沢桂子さんは、

 それが尽きるということもありません

 迷いもなく 迷いがなくなるということもありません

 それは「空」の心を持つ人は

 迷いがあっても

 迷いがないときとおなじ心でいられるからです

 こうしてついに 老いもなく 死もなく

 老いと死がなくなるということもないという心に至るのです

 老いと死が実際にあっても

 それを恐れることがないのです

           と理解して居られます。

そして終に

 行くものよ 行くものよ

 彼岸に行くものよ

 さとりよ 幸あれ

           と結んで居られます。

 夜空に輝く無数の星々を仰ぎ見る度に想っていました。まるで宇宙は私たち地球に生きる全ての生物の細胞の微細構造と全く同じ構造じゃないかと。

色不異空 空不異色 色即是空 空即是色

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