ある大学病院の緩和ケア病棟から在宅にての看取りを希望される患者さんの紹介がありました。「死ぬなら家で」との患者さんの強い願いと、それを叶えたいというご家族の希望があったそうです。癌の末期で、肝転移による肝不全の患者さんで…

  同業者の悪口は言いたくないけれど、“とんでも医者”は確かに居るんですな。   筍診療所にかかられた60代の女性。倦怠感と無気力、食思不振で受診されました。まずは胸とお腹を目で見て、聴診器をあてて、…

  近隣の訪問看護ステーションのケアマネさんから電話がありました。八十二歳の爺様がS状結腸捻転を起こしているが、心機能が低下しているため、とても手術の適応にはなく、臨死の状態となっている。本人・家族とも自宅での…

病診連携の深化を阻むいまひとつの要因、それは病院に勤務する医者と開業医の間に横たわる深い溝です。一言で云えば、勤務医は在宅のことを知らず、開業医は病院医療のことを知らぬのです。勤務医は、退院後、患者さんが如何なる生活環境…

数日前の診察室、ある患者さんを耳鼻科へ紹介しようとしたときの会話。患者さん、筍に面と向かって、曰く、「そうですよね、病院の耳鼻科のほうがやっぱりいいですよね、町医者よりは信頼感があるもの。 その患者さん、すぐにご自分の迂…

   腰部脊柱管狭窄症という病気をご存知でしょうか。変形性脊椎症とも呼ばれる、主に高齢者の病気です。足や腰の痛み、間歇性跛行(少し歩くとしびれや痛みで歩けなくなり、暫く休むとまた歩けるといった症状)、排尿後もま…

        この赤さ 凄いよね     慢性心不全の急性増悪で呼吸不全を併発し緊急入院となった吉蔵爺さんの主治医より電話です。何とか心不全も小康状態となったのでそろそろ退院させたい。ついては週3回…

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